「富山ガラス」のご紹介

画像は「日本橋とやま館」のFacebookページから拝借しております。
2月19日(日)まで『とやまブランドのルーツを探る7日間』に参加しています。
蒔絵の野球バットの手前部分が林の根付、奥に見える花器や酒器は富山ガラス作家協会のかたの作品で、一緒に「富山ガラス」というブランドで出品させていただきました。

私の仕事は、個展や二人展、グループ展で作品を発表することが多いですが、こんな風に少量の展示も入ってきます。
ご依頼主とのやりとりや資料の作成、フォームに合わせて値札の用意や梱包、出荷作業・・・ 手間を考えると儲けには繋がらないであろう仕事もありますが、出来る範囲でお受けしています。
今回は「とやまブランド」を紹介する展示。 「富山ガラス」が100年後には高岡銅器や井波彫刻のように富山の伝統的工芸品の一つになるかもしれない、その時代を私は見ることが出来なくても礎を作る小さな一部にでもなることが出来たら意味があるかな、などと思っています。
ブームは続くよ
ラッピングも楽しい

昨年末に伊勢丹新宿の為に30点用意し、4日で完売した南天の小根付、再び制作中です。
13日から1週間の『日本橋とやま館』でのイベントは、富山ガラス作家協会から「明日のとやまブランド」選定品「Toyama・Glass(富山ガラス)」での出品ですから、ブランド名を入れてラッピングしてみました。
こういう地味な作業も嫌いではありません。 どうしたらお客様に喜んで頂けるか、手に取って頂けるか、と考えて形にしていくという意味ではラッピングもとんぼ玉の制作と同じです。
■『とやまの誇り ~とやまブランドのルーツに触れる7日間~ 』
【日 時】 平成29年2月13(月)~19日(日)10:30~19:30
【内 容】
「とやまブランド」展示販売
・富山県推奨とやまブランド(13品目)
・明日のとやまブランド(10品目)
その他、パネル展示やワークショップ
人気のレストラン、ラウンジでは期間限定のメニューも!
是非、お運びください
日本橋とやま館 『とやまの誇り~とやまブランドのルーツに触れる7日間』
http://toyamakan.jp/
とんぼ玉の根付

先日のブログで紹介したサイズダウンのとんぼ玉は、銀の金具と正絹の組紐を合わせて根付にしました。これは5月頃に10個限定の通販アイテムとして登場する予定です。
これとは別に、来週から日本橋とやま館で「とやまの誇り~とやまブランドのルーツに触れる7日間」というイベントが開催されます。【Toyama Glass 富山ガラス】というブランドで富山ガラス作家協会から3人の作家さんと共に林も参加させて頂きます。年末に伊勢丹新宿でご好評をいただきました縁起物根付を出品します。どうぞ宜しくお願いいたします。

とんぼ玉の「作りやすい大きさ」

私が普段使っているイタリア製のガラス棒は、日本のガラスに比べると固く溶けにくいので、大ぶりの帯留などはシャフトに巻き取って整形するのに時間がかかります。では、とんぼ玉は大きいほうが大変かというとそうでもなく、むしろ小さく作るほうが難しい場合が多いのです。
上の画像では、右の玉が普段作っている私にとって作りやすいサイズで、幅22mm。 このデザインを小さくして幅18mmにしたのが左の玉です。 かなり大変でした。 老眼鏡のおかげで作業は出来ますが、1時間集中すると視界がぼやけてきてしまうのです。 でも、出来上がった作品は小さいとより「細密工芸!」な美しさが出せるので気に入っています。

「戦国玉」もサイズダウン!
この先も年々細かい仕事が辛くなりそうなので、今のうちに頑張ろうかと思います。